ライラの冒険 最終章 "琥珀の望遠鏡" 2 [ファンタジー (fantasy)]

さて、今回は本題のライラの冒険最終章"琥珀の望遠鏡"His Dark Materials Book 3@Audibleのレビューです。

念のため復習ですが、琥珀の望遠鏡は、audibleで買えます。

さて、Book3では、ライラとウィルはあらゆる世界を行き来して、Dustを世界にひきとめ、世界全体を正常化する、という物語になっています。

物語の背景はこんな簡単なものではなく、ライラとウィルの旅と、Authority とライラの父親のアズリエル卿率いる世界の秩序を守ろうとする勢力の戦争が複雑に絡み合います。
なぜかというと、Autorityにとって ライラは "運命の子"(黄金の羅針盤が読めるため)と認識されていて、Authorityの支配に邪魔な人間としてなんとしても殺そうとしており、一方でアズリエル卿は今後の世界のカギを握るという意味でライラを"運命の子"と考えていてライラを守ろうとするからです。


Book3はライラの父親のアズリエル卿が再登場して、世界をまとめて支配しようというAuthority に対抗する、生きた(Authorityは天使とか、身体を持たない者が中心で組織されています)人間達の勢力を率いています。
上に書いたように、Authorityとアズリエル達は、ライラを殺そうとしたり守ろうとしたりして戦いを繰り広げるわけですが、一方でライラ達も自分達の目的をもって行動しています。

戦闘から逃れた2人が、次に一体何をするか、自分達の使命を考えたとき、"死者の世界"に行く、という目的が共通の目標としてあがってきました。

ライラはbook1で結果的に親友のロジャーを殺してしまうことになったのですが、それがずっと心にかかっていて、なんとかして謝りたいと思っていました。
一方ウィルは、book2の最後で殺されてしまった、自分の父親に会いたいという思いがありました。
目標が一致した2人は、2人を連れ戻すためにアズリエルに派遣された とんぼ に乗るほどの小さいガリベスピアン人のスパイ2人(そのサイズが普通の世界の人々)と一緒に、ウィルが偶然"神秘の短剣"で切り開いた死者の世界に入っていきます。

死者の世界がハイライトです。
その描写がものすごい。
ホラー的な意味ではなく、死者の世界に向かうなかで"死"の意味をライラが徐々に理解していく、その描写がものすごくリアルです。

私はbook3は(book2もですが)、このシリーズは大人向けファンタジーだと思っています。
その理由は、この死者の世界をめぐる描写です。
これはまとめられないので、もう聞いてもらうしかありません。

世界を支配するため、実は死者の世界はAuthorityによって作られており、ハーピー達がAuthorityから依頼を受けて死者の世界を支配しています。
これを知ったライラは、死者の世界に閉じ込められた死者たちの魂を開放する、というのが自分与えられた使命だと、最終的に理解します。
そして最後にはハーピー達を味方につけ、ウィルのナイフで、とある生(生きた世界)の世界に窓をあけ、死者を開放するのです。

レビューはまだつづきます。
続きは木曜日。
お楽しみに。





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