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スタジオジブリ映画の原作をaudible.comの英語のオーディオブックで聞こう! [ファンタジー (fantasy)]

2014年は 「思い出のマーニー」 が公開されたスタジオジブリ。
私はあまり興味がなかったのですが、ふと空いた時間に観てきたところ、
「アニメでここまでできるのか!」
と感動してしまいました。

興行収入がジブリにしてはいまいちということのようですが、個人的には本当に素敵な映画だと思いました。


さて、スタジオジブリはこれまで多数の映画を作成していますが、その原作が海外の小説であるものがいくつもあります。
ということは、どういうことでしょうか?


そうです、audible.comでも、その原作の英語オーディオブックがあるんですね!!
宮崎駿さんはじめ、スタジオジブリの方は海外の作品にも造詣が深いんですねー。

そこで、今回お届けしていくのは
「スタジオジブリ映画の原作をaudibleで聞く!」
というテーマです。


ちなみにスタジオジブリ映画の原作をaudibleの英語オーディオブックで聞くというのは英語力アップ、特にリスニングに大いにプラスになります。
どうしてかちょっと考えてみてください。

・・・・・・

・・・・・・

どうでしょうか?
思い当たることはありましたでしょうか。


これは管理人greengなりの応えですが、なぜかというと、映画は当然ながら映像と音声が組み合わさったものです。
そして既にストーリーの全体像を把握しているので、映像からも音声からも想像を働かせて鮮明に思い出すことができます
そのイメージを、基本的には「聞く」だけである、audibleに応用することができるからです。


そしてこの「鮮明に思い出せる」 というのがとても大事です。
はりきって聞き始めても、全く知らないものはかなり聞き取ることは難しいはずです。

ですが、ストーリーだけでなく、映像、音声からも思い起こすことのできる「アニメ」を思い浮かべながらaudibleを聞くことができれば、耳で聞いただけでは聞き取れないところを、記憶にある映像や音声が「補完」してくれます。
おそらく脳の仕組みとしても、映画で「見る」こととaudibleで「聞く」ことの補完関係は、単に1 + 1ではなく、3とか4くらいの効果が出るもののはずです。


そのため、実際には聞き取れている範囲は少なくても
"ある程度わかる"
という状態になることができるのです。

そしてこの「ある程度わかる」という感じをaudibleで続けていくうちに、それがホンモノになってしまうのです!!
「ほんとに?」と思ってしまうかもしれませんが、これはaudibleを使うにせよ使わないにせよ、英語が上達した人はほとんどすべての方が経験していることだと思います。


この、映画で観る → audible.comの英語オーディオブックを聞く

という流れは、英語力アップに極めて有効ですので、是非活用してみてください。



では、ここからスタジオジブリの原作を1つずつみてみましょう!!
それぞれの映画について、日本語名称と原作のタイトルを書いていますので、それぞれの原作タイトルをaudible.comの検索窓(audibleのサイトの右上にあります)からコピペで検索してください。
購入方法については、当ブログ記事「audible 英語オーディオブックの買い方ガイド」をご参照くださいね!


≫借りぐらしのアリエッティ≪

原作タイトル:The Borrowers

2010年にスタジオジブリから映画化された1本です。

"Borrower" という語にあるように、直訳すると「借りる人達」 ですね。
ご存じのように、小人が普通の人間(私たち)の家の床下に住み、その家から生活に必要なものを少しずつ「借り」て暮らしている、という風景です。
原作の小説自体がとても有名で人気のある児童文学です。


audible.comでは「audible Kids」 として位置づけられていますが、大人でも十分楽しめる物語になっています。
古き良き西洋の生活も垣間見えるので、そういった意味でも楽しめるようになっています。
しっかりとした女性のナレーションで、英語初心者の方でも取り組める1本になっています。
audibleにあるもののなかでもかなり以前からあるもので、多くのネイティブに親しまれています。


≫思い出のマーニー≪

原作タイトル: When Marnie Was There

このオーディオブックは、あと4ヶ月ほどでaudible.comでもリリースされる予定ですので今はちょっとお預け!
ですが、原作の小説はアマゾンなどで手に入ります。

私は某東京の書店の洋書コーナーで買いました。
思い出のマーニーも児童文学としてとても有名で、さらには
「日本でアニメ化されます!新装して再度発売!」
というコメント付きで、海外でもジブリ発の人気ということで、逆輸入のような形にもなっています。
スタジオジブリの影響力、おそるべし、ですね。

ストーリーはここで書いてしまうとネタバレになりますので、英語力アップを目指しているあなたも、是非映画を観て、洋書で読んでみてください!
ちなみにaudibleでは1月にリリースです。


≫ゲド戦記≪

原作タイトル:The Farthest Shore

原作は実はシリーズものになっており、下記のように複数タイトルがあります。
audibleでも複数タイトルが出されています。
「影との戦い」A Wizard of Earthsea
「こわれた腕環」The Tombs of Atuan
「さいはての島へ」The Farthest Shore
「帰還 -ゲド戦記最後の書-」Tehanu, The Last Book of Earthsea
「アースシーの風」The Other Wind
「ゲド戦記外伝」Tales from Earthsea

このうちの、The Farthest Shore が原作となっています。
8時間と結構長いオーディオブックですが、ファンタジーの世界にどっぷりと浸りたい方にはおすすめです。
「日本人の考えるファンタジーとの違い」 もポイントです。
ちなみにaudibleにあるファンタジーは短いものから長いものは数十時間というものまであり、スキルや好みに応じていろいろと聞き分けることができるのでおすすめです。

それぞれaudible.comの検索窓でタイトルを入れるとすぐにヒットしますので、お試しあれ!



≫ハウルの動く城≪

原作タイトル: Howl's Moving Castle

こちらはaudible.comにしっかりとリリースされています。
が、版権のため、日本からは購入することができません。。

でも裏技として、iTunesからStoreの国を切り替えて購入する方法ができるかもしれません!

今のところは原作ペーパーバック、Kindleで楽しみましょう!



ということで紹介してきましたが、いかがでしたか?
全部ではなく好きなものを1つだけでも良いので、行き詰まっている方は、audibleのスタジオジブリ映画原作の魅力と、耳で聞いただけでは聞き取れないところを、その記憶にある映画の映像や音声が「補完」してくれる効果を利用して、是非英語力を一段階アップしてくださいね!!

 
P.S.
管理人のgreengはアウトドア派です。
寒い季節にも、いや寒い季節にこそ、アウトドアは楽しみたいですね!
時々書いていますが、私はモンテイン(MONTANE)というブランドのアイテムを愛用しています。
モンテインは毎年新しい商品を出して、デザインもとても格好いいので、冬アウトドア好きの方は、是非モンテインをチェックしてくださいね!
ちなみにモンテインはイギリスの山岳救助隊にも商品を供給しているという、信頼性も抜群なので、その観点でもおすすめです。

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"ライラの冒険" の続編 神秘の短剣 "The Subtle Knife" [ファンタジー (fantasy)]

数年前にこのファンタジーの映画が出た時は、かなり盛り上がりました。
続編からが実は本当に面白くなるのですが、残念ながら映画化は無し。。

でもオーディオブック仲間のあなたと私は、
ドラマ版英語オーディオブックで続編を楽しんでしまいましょう!

今回は"ライラの冒険"シリーズの続編、「ライラの冒険 "神秘の短剣"The Subtle Knife のaudibleオーディオブックレビューです。


続編では、なんとライラは黄金の羅針盤(Golden Compass) を盗まれてしまうのです!
タイトルにもなっているものをいきなり盗まれて、どういう展開になっていくのか!

ちなみに、"ライラの冒険"シリーズの原題は、"His Dark Materials" で、His Dark Materials は Book 1- 3 の3冊で構成されています。
 His Dark Materials
  book 1 "The Golden Compass" <<黄金の羅針盤です
  book 2 "The Subtle Knife"     <<今回紹介する続編です
  book3 "The Amber Spyglass"


<オーディオブックタイトル>
The Subtle Knife: His Dark Materials, Book 2

<難易度>
中級       でも初級の人も楽しめます!
カテゴリー    ファンタジー
オーディオブック再生時間 9時間02分

<おすすめ度>
☆☆☆☆☆ (☆1つから5つでランク付け)

<オーディオブック入手先>
Audible


<評価>
オーディオブックはBBCのオリジナルドラマ版、そして "ライラの冒険 - 黄金の羅針盤" 同様、イギリス英語 です(著者のフィリップ・プルマンがイギリス人です)。
そしてナレーターは著者本人、さらに登場する20人近くのキャストは別々の声優が担当しています。
ドラマ版であることが、このオーディオブックをさらに楽しくしています。


一度にこんなにたくさんの人たちのイギリス英語を、しかも9時間も(全3作をきけば数十時間!) 聞きつづけることはなかなかできませんから、イギリス英語の勉強にもおいしいオーディオブックです。


ナレーションは、さすが著者本人だけあって、緊張の場面では緊迫感あふれるナレーションなど、場面ごとに非常にうまいナレーションで雰囲気を伝えてくれるため、物語にグイグイと引き込まれることは間違いありません。

オーディオブックの再生時間は9時間2分でそこそこの長さですが、どんどん次を聞きたいと思ってしまうでしょう。
私が始めて聞いた時は、寝る間を惜しんで聞いてしまいました。


また、次々と登場するそれぞれの声優も非常に本当に上手で、映画になったらこうなるんだろうなぁと、情景をイメージできてしまうほどの腕前です。
映画から「ライラの冒険」シリーズにデビューした方も、オーディオブックを映画の続きとして楽しめます。


<あらすじ>
前作で、ロジャーの犠牲の元にアズリエル卿(Lord Asriel)がひらいた異世界への入り口(the great openingと表現されています)に足を踏み入れたライラが、果たしてどこに行ったのか。
映画版のラストと違い、ロジャーを失ったライラは、ひとりでさまようことになります。


- 空中の "窓" 
ライラの冒険シリーズのBook2 は、Will という少年のはなしから始まります。
彼は母親と2人で私たちと同じこの世界の、イギリスOxford に住んでいます。
ある日、何故か彼らを追跡してくる人達から逃げる際にそのうちの一人を殺してしまい、逃走中に空中に "窓" のようなものを見つけます。
窓をくぐるとそこは異世界、というわけです。


ライラもその世界にたどり着いており、そこで2人は出会います。
出会うだけではなんということもないはずなのですが、ライラがGolden Compass に確認したところ、彼女の使命はWillの父親を探す手伝いをすること、と出てくるのです。
そこから彼ら2人はいろいろな事件に巻き込まれながら、一緒に旅をしていくこととなります。


- ロールスに乗るお金持ちが・・・ 
ライラは Dust について探るため、WillのOxford にいき、Maryという女性の教授と出会います。
この人はDark Matter(暗黒物質) を研究していて、これがDustと同じものだとわかり、この教授と一緒に問題解決!

かと思いきや、なぜかライラとWill を知る者たちにつけねらわれ、さらにライラは黄金の羅針盤(Golden Compass) を盗まれてしまうのです。
その犯人は、運転手つきロールスロイスに乗る、お金持ちの紳士。
なんでそんな人がライラを付け狙い、羅針盤まで奪うのか!?


- 交換条件 
Golden Compassを取り戻すためその人物に会いにいった2人は、あるものを2人のたどり着いた異世界からもってくることと交換でCompassを返す、という条件をつきつけられ、それをのみます。
そのもの、というのが、神秘の短剣(The subtle knife) なのです。


しかしこの、"The Subtle knife " という語は日本語に翻訳しづらいですね。。
「神秘の短剣」 というのは、本当によく訳したなあと思いますが、オーディオブックを聞けば、どうしてsubtle なknife なのか、もっとよくわかるはずです!


- 神秘の短剣とはいったい・・・ 
さて、The Subtle knife とは一体何なのか。
元は別々の世界から異世界への入り口をくぐったライラとWill がどうして数ある異世界のうちのひとつで出会ったのか、全て(無数にあるパラレルワールド)の世界に発生している異変の原因は何なのか。。
すべてのカギをこのナイフが握っています。


Book2 からは、話が大きく展開し、魔女だけでなく、Angel や Spectors など、生き物だけではない、重要な要素がたくさん現れ、複雑に絡み合います。
これだけ聞くと単なるいろんな生物が出てくるファンタジー、という感じですが、そうではありません。
Dustとか暗黒物質という語が出てきているように、人類の起源まで迫っていくようなストーリー展開のある、大人向けファンタジーなのです!


著者のPhilip Pullman のイマジネーションのすごさが見られるのは、こ こ か ら です。
単なるファンタジーを超えて、いろいろな発見のある英語オーディオブックだと思います。


繰り返しですが、ライラの冒険シリーズが楽しくなるのは、ここからです!!


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ライラの冒険3部作 黄金の羅針盤(His Dark Materials: The Golden Compass) 続き [ファンタジー (fantasy)]

今日は前回の続き、私の3大おすすめファンタジーのひとつ、
「ライラの冒険3部作」 (His dark materials trilogy)
のbook1、黄金の羅針盤を見ていきましょう!

前回の記事:ライラの冒険3部作 黄金の羅針盤 その1

登場人物を整理!
3部作はスケールがとても大きいので、キーになる登場人物も多くなります。
book1の主要な登場人物を整理しておくと・・

Lyra ..      言わずと知れた主人公
Pantalaimon .. ライラのデーモン
Roger ..     ライラの友達
Mrs.Coulter .. (実は)ライラの母親で "Authority" で
           大きな権力を持つ
Lord Asriel ..  (こちらも実は)ライラの父親で探検家
           book2につながる、世界をつなぐ
           "Great opening" を作る
Iorek Byrnison..armoured bear(鎧をつけた熊) 
Lee Scoresby.. 気球乗り
Serafina Pekkala..空を飛び数百歳まで生きる魔女

book2以降はさらに登場人物が増えますが、それによってより奥の深い物語になっていきます。

参照 : audibleのThe Golden Compass タイトル詳細ページ
    *タイトル単体では$31.93ですが、Gold Memberでは加入から
     3ヶ月間$7.49で1本オーディオブックが入手できるので
     ($31.93あれば4本以上買えます)、メンバーとして購入する
     ことをおすすめしておきます。

book1の続き
book1で、"Dust" という言葉が始まってすぐに出てきますが、これはもちろんゴミという意味ではなく、私たちの世界で言うところの"Dark matter" にあたります。
book3になると、この意味がわかってきます。

ライラの世界では、人々は"デーモン" と呼ばれる、自分の一部が動物や昆虫などとして外に出た、ある意味でもう一人の自分を持っていて、いつも一緒に行動しています。
自分の一部なので、遠くに引き離されると二人とも死んでしまう、また二人の間には非常に強力なパワーがありそれを活用する技術があれば(つまり人を殺してその力を使う)、思いもよらなかったことができてしまう。
子供のうちはデーモンはいつでも姿を変えることができるが、大人になるとデーモンの姿は固定する。
こういったことと、Dust がどんな関係があるのか。。

ある意味で大人文学、奥が深い
"His dark materials" というタイトルが日本人にはいまいちピンときづらいのですが、"Dust" がいったい何なのかそれが彼らにとって何の意味を持ち、どういう影響があるのかそれをめぐる攻防がbook1から始まり、book2でグッと世界が広がり(いくつものパラレルワールドが結合されていく)、book3で "Dust" そのものが登場し(Dust そのものって??)根本から全てが覆る、息をつかせないシリーズです。

このオーディオブックですが、ある程度背景をつかんでいたほうが圧倒的に楽しめるので、少々話は変えられているものの映画を見ておくか、ネットでちょっと調べておくといいですよ!

ちなみにwikiでも(英語ですが勉強のためにどうぞ)大まかなストーリーをつかむことができます。
http://en.wikipedia.org/wiki/His_Dark_Materials

それから、この3部作のファンページもあります。
http://www.hisdarkmaterials.org/

結構前にリリースされたファンタジーなのに、すごい人気ですね。

次回はbook2についてお届けしようと思います。
お楽しみに!


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