借りぐらしのアリエッティ 英語オーディオブックレビュー

今回はいつも通り audible.com より、"The Borrowers" のレビューをお届けします。

借りぐらしのアリエッティ　というタイトルでジブリで映画化されて、話題ですね。
私も映画化されるまでこのお話は知りませんでしたが、映画を見てさっそく英語オーディオブックを聞きました。



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もともと児童文学でストーリーがわかりやすく、audibleでは"audible kid's(audibleの子供向けオーディオブック)"となっているので、女性のナレーションも意識してとても聞きやすくされていて、オーディオブック初心者にもおすすめの1本です。

では、さっそく紹介です。


＜オーディオブックタイトル＞
The Borrowers

＜難易度＞
初級　～　(中級以上の方も語彙力をつけるのに楽しめます)

＜おすすめ度＞
☆☆☆☆ (☆1つから5つでランク付け)

＜オーディオブック入手先＞
Audible

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＜評価とあらすじ＞
借りぐらしのアリエッティ　の原作、"The Borrowers"は、1955年にイギリス出版された本で、実は結構な歴史のあるおはなしです。
本としては、床下の小人たちというタイトルで日本でも出版されています。
また、シリーズ化されていて、映画化されたのは最初の1冊です。


女性ナレーターのかつぜつはとてもよく、子供向け、というのをしっかり意識しているので、オーディオブック初心者も聞き取りやすい、英語初心者にも入りやすいオーディオブックです。
もちろん日常英語として聞き慣れない単語が登場するので(日常語は意外と知らないものです)、中級以上の人も、語彙を増やしながら楽しむことができます。


映画借りぐらしのアリエッティと違い、原作がイギリスなので、アリエッティ以外の登場人物はもちろん日本語の名前ではありません。
念のため紹介しておきます。
お父さん、お母さんは、Pod、Homily。
アリエッティはArrietty。
3人の名字は、Clock　です。

映画でお母さんを捕まえてしまうお手伝いさんは、Mrs. Driver。
おばあさん役は、Mrs. May　。


ストーリーは、Mrs.MayがKateに、アリエッティというこびとについての昔話を始める、というかたちでスタートします。
Chapter2から、アリエッテイが登場して、おはなしが展開していきます。


アリエッティが"Big People(人間)"の男の子と好奇心から交流を持つようになって、最後には家を出て行くことになる、というのは、映画と同じです。
お母さんの、人間を見たときのあわて具合は、映画よりも強烈かもしれません。
なんといっても、基本的に床下から出ること自体、こびと達には危険だからです(猫だってなんだって、彼らよりはるかに巨大ですから・・)。

原作で男の子は、最後にアリエッティには会えないんですね、それがちょっとかわいそうです。
映画では、アリエッティが引っ越ししていくところに間に合って、別れを惜しむ、というかたちになっていて、それはそれでこれで完結ということで、いいラストだなと思います。


細かいところはもちろん映画と違いますので、オーディオブックではその違いも楽しめると思います。


映画のあるオーディオブックのいいところは、なんといっても映画のシーンを思い浮かべながら聞くことができるということです。
そうすると、聞き取れないところもある程度カン(想像)を働かせながら聞くことができます。
実際、この　勘は英語力アップに大事で、次第に勘が本物の英語力になっていくので、映画+オーディオブック　の組み合わせは個人的にもおすすめです。
オーディオブックが先でも、想像があっていたか映画で確認できるので、どちらが先でもいいですね。


夏休み、どれか1本オーディオブックにチャレンジしようと思っている人は、借りぐらしのアリエッティ　も候補にいれてみてくださいね。

●映画版 - 借りぐらしのアリエッティはこちら

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タグ：借りぐらしのアリエッティ the borrowers